住吉大社は大阪府民に「すみよっさん」と呼ばれ古くから親しまれてきました。
大阪住吉区にある住吉大社は全国2300社ある住吉神社の総本山です。
年末年始・初詣には全国から200万人以上の参詣者が訪れる、年末年始に大阪で1番人が集まる神社でもあります。
住吉大社にある住吉造(すみよしづくり)本殿である第一本宮から第四本宮まで全て国宝建造物に指定されています!
大阪へ訪れた際は、ぜひとも訪れておきたい住吉大社の歴史、参詣ルート、有名なパワースポット等を詳しくご紹介しましょう!
目次
【住吉大社】ご利益と歴史
住吉大社に祭られている神様は、底筒男命(そこのつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわのつつおのみこと)、神功皇后(じんぐうこんごう)です。
住吉大社にある楠のご神木は樹齢千年を超えるともされ、楠を眺めているだけで住吉大社の歴史の流れや雄大さを感じられました。
古代より航海の守護神として崇敬を集め、王朝時代には和歌、文学、禊祓(みそぎはらえ)、産業、貿易、外交の祖神としても仰がれています。
また、住吉大社の中には、子授けや資金調達の神様が祭られている種貸社もあります。
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【住吉大社】参拝ルート
住吉大社は、出入り口が多いため参拝ルートに迷ってしまいがちですが、基本的に各本宮への参拝順序は決められていません。
ここでは、住吉大社の正面から反橋、本殿へ向かうルートをお伝えしましょう。
反橋を渡る
まず、南海住吉大社駅・阪堺電車住吉鳥居前から住吉大社の正面の鳥居へ向かってください。
鳥居をくぐると正面に住吉大社の有名スポットである反橋(そりはし)があります。
住吉大社の象徴で太鼓橋とも呼ばれています。
反橋はかなり急な階段でできており、足腰が悪い方は反橋を左側へ進み別ルートで本宮を目指しましょう。
反橋を上る際の急な階段
下りもかなり急でこけそうになります。
年末年始の最も込み合う時期の反橋は足元も景色も見えません。
反橋は渡りきるだけで厄払いができるといわれています。
手水舎で清める
反橋を終えると左側に手水舎があります。
手水舎で手や口を清めた後、住吉大社の本宮へ向かいましょう。
2021年5月現在は、新型コロナウイルス感染予防対策のため、手水舎の利用が制限されています。
本殿(第一本宮~第四本宮)をまわる
文化7年(1810年)に造営され、古代神殿の建築様式が素晴らしく、本殿は全て国宝に指定されています。
入り口より正面にある本殿が第三本宮、右側が第四本宮、奥に第二本宮、最も奥にある本殿が第一本宮です。
本殿の参拝順は決められていないませんが、手前から奥へ参拝すると他のパワースポットも回りやすいでしょう。
【住吉大社】お参りスポット
住吉大社には本殿以外にも様々なパワースポットがあります。
住吉大社はとても大きな神社なため、全てのスポットをゆっくりと参拝しながら回るには2時間程度を要します。
誕生石
反橋を渡り切って左側の道を進むと誕生石があるので安産祈願がしたい場合は立ち寄りましょう。
北条政子から逃れた丹後局(たんごのつぼね)が島津藩の始祖となる島津忠久公を出産した場所とされ、安産祈願のご利益があるとされています。
傍らにある石を抱きながら出産したと言い伝えられており誕生石として信仰されています。
おもかる石
おもかる石とは、大歳社にあるお願い事の可否を占う霊石です。
参拝方法は下記の通りです。
- 二拝二拍手一拝
- 霊石を持ち上げて重さを覚える
- 霊石に手を当て祈る
- 再び持ち上げた重さの感じが軽い場合は願いが叶い、重い場合は好転へ努力するべき
- 二拝二拍手一拝して退出
実際に参拝へ行った際「石が軽くなった!」と言っている方がいたため、願いが叶う方は本当に石が軽く感じるようです。
招福猫
楠珺社では千年楠といわれる大樹が御神木で、商売繁盛の神様が崇められています。
楠珺社は招福猫が有名で、奇数月に左手を挙げた人招き、偶数月に右手を挙げたお金招きの猫が小・中・大のサイズで販売されています。
小サイズの招福猫を48体そろえると満願成就となり、中サイズの招福猫と交換が可能です。
左右2体揃えた後、小さいサイズの招福猫48体を揃えると、大願成就となり大きなサイズの招福猫と交換できます。
小サイズの招福猫は1体500円です。
楠珺社の中も写真撮影が可能ですが、右側に常駐している方に一声かけてから撮影した方が良いでしょう。
五大力石
五大力石は、第一本宮の近くにある五所御前にあります。
たくさんの小石の中から「五」「大」「力」と書かれた石を見つけてお守りにすると願いが叶うとされています。
石集めは無料です。
石を入れる専用のお守りの袋は御守授与所で1つ300円のものを購入しましょう。
翡翠の住吉神兎で無病息災を願う
第四本宮の正面には、住吉大社の神使とされている兎の翡翠があります。
翡翠の兎の五体を撫でて無病息災を祈りましょう。
翡翠の兎は平成23年兎年に合わせて建設されており、住吉大社の中では比較的新しいものです。
種貸社
種貸社は、子授けや資金調達の神様として崇められています。
特に子授けで有名なため、種貸社の中には一寸法師になりきって撮影ができるフォトスポットまでありました。
種貸社は楠珺社の近くにある広い道をまっすぐ進むと着きます。
侍者社
侍者社は、良縁の神様が崇められており、恋愛成就や夫婦円満を祈り奉納された土人形が並べられていました。
侍者社は第四本宮の裏手に位置し、子宝祈願のお守りセットが2,000円で販売されています。
【住吉大社】おすすめ周辺グルメ
住吉大社付近のおすすめグルメは、縁起焼と住吉門前お菓子処十五やの2か所です。
縁起焼は、大判焼のような甘味の中にあんこやチョコレート、カスタードが入っている食べ物です。
真ん中には「縁」と印字されており、良い縁がもらえるような気がしてきます。
住吉大社を背景に縁起焼を撮影すると写真映えもする、住吉大社を代表するグルメです。
住吉門前お菓子処十五やは、和菓子を販売するお菓子屋さんで、桜餅等を販売しています。
縁起焼、住吉門前お菓子処十五やは、南海住吉大社駅から住吉大社へ向かう道中にあります。
ちなみに、お正月や住吉祭の際にでる出店も絶品揃いのためおすすめです。
お正月は出店が住吉大社のいたるところに立ち並んでいます。
出店のおでん屋さん
【住吉大社】アクセス
住吉大社へのアクセスは下記の通りです。
・関西空港駅から南海特急ラピートで堺駅まで行き南海本線で住吉大社駅へ(所要時間約40分)
・難波駅から南海本線で住吉大社駅へ(所要時間約10分)
・梅田駅から御堂筋線でなんば駅へ行き南海本線で住吉大社駅へ(所要時間約20分)
・天王寺駅前駅から阪堺電車で住吉鳥居前駅へ(所要時間約16分)
住吉大社駅、住吉鳥居前駅からは徒歩1分以内で到着するため迷うことは無いでしょう。
住吉大社には駐車場もあり、お正月と住吉祭期間の前後以外は使用できます。
・大型車:1時間500円
・普通車:1時間200円
住吉大社では、祈祷料7,000円で神前にて交通安全をご祈祷し御車祓所にて車のお祓いもしてくれます。
気になる方はご祈祷受で案内してもらいましょう。
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さいごに
住吉大社は全国住吉神社の総本山であり、国宝に指定された古代の建築様式を伝える本殿もある由緒深い神社です。
住吉大社では、恋みくじやこどもみくじも販売しており、御守の授与所では子宝のお守り、勝負事、長寿、仕事のお守り等、様々な御守も販売しています。
敷地がとにかく大きい住吉大社は、全てのスポットを祈願しながら回ると1時間30分から2時間程度かかります。
住吉大社のご利益を受けるためには、のんびりと時間に余裕をもって回ることがおすすめです。
住吉大社
〒558-0045 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目 9-89
公式サイト
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