大阪なんばの道頓堀筋には、タイムスリップできる路地があります。
赤い提灯が揺れる路地にはおみくじ、なんばの歴史、ポスターや看板等が設置されています。
なんばの小さな歴史館ともいえる遊び心いっぱいの路地は、喧騒から離れた非日常が味わえる特別な場所です。
それでは、さっそく大阪なんばの名所である浮世小路の場所、実際に行った感想、展示物、写真等をご紹介しましょう。
目次
なんば浮世小路:概要
浮世小路は大阪なんば道頓堀筋に入り口がある小さな路地裏です。
幅1mと少し程度、全長は20mほどしかありません。
大阪を代表するうどんの名店である道頓堀今井の横にある路地が浮世小路です。
大正ロマン、昭和レトロな路地裏の展示物、なんばの歴史が学べる写真や資料、おみくじが設置されています。
道頓堀の喧騒から離れた路地裏、赤ちょうちんはタイムスリップしたような感覚になれる大阪の隠れた観光路地です。
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なんば浮世小路:見どころ
浮世路地は大正から昭和初期にかけての道頓堀の街並みを再現した絵地図、立体のイラストが飾られています。
絵地図には昭和40年代ロカビリー、タイガース、和田アキ子さん等が出演されたナンバ一番、ミナミの北と南側町並みが表現されています。
芝居茶屋の稲竹、道頓堀今井、昭和20年までの楽器店前は芝居茶屋稲竹でした。
昭和初期の大大阪時代、モボ、モガ、カフェーの店内風景もあります。
日本初めての広告タコ吊もあります。
道頓堀筋では、芝居小屋と向いの芝居茶屋に縄紐をはり、ハタのような広告を吊るしていました。
店の名前や役者の名前、小屋の出し物の広告などが、1本に10~15枚、縄が数十本あったそうです。
立体絵でも賑やかさが表現されています。
道頓堀にゆかりがあるとされている一寸法師にちなんだおみくじも見逃せません。
浮世小路の見どころは、昔から今を繋いできた大阪の歴史を浮世小路で感じられるところでしょう。
昔の法善寺境内もあります。
絵地図からは、大阪で生きた人々の生活や思いが読み取れます。
なんば浮世小路:展示物
浮世小路でみかけた展示物、絵地図、ポスター等はこちら!
立体のイラストは繊細なため、小さな路地内でぶつからないように観覧しましょう。
今にもワイワイと声が聞こえそうなほど道頓堀の賑わいがそのままイラストに。
道頓堀は、江戸時代からたくさんの劇場が立ち並ぶ、日本のブロードウェイとも呼ばれていたそうです。
上方落語、吉本芸人など大阪の芸能を中心にした展示もあります。
昔ながらのポスターは当時の雰囲気が知れる貴重な展示物でしょう。
吉本興業の昔、法善寺横丁にあった小屋花月亭の看板もあります。
うどんの今井の前身である今井楽器の看板やサックスもあります。
今井楽器店は昭和20年まで営業していました。
辻久子さん、服部良一さんなども常連だったそうです。
掲示板もレトロさがあります。
よく見ると猫もいます。
遊び心があふれる路地裏には、細かな展示物や仕掛けがいたるところにありました。
なんば浮世小路:おみくじ
日本昔話として有名な一寸法師を祭った一寸法師大明神があります。
なんと、一寸法師は道頓堀川を上って京都へ鬼退治へ行ったとの伝説があるそう。
一寸法師を祭った神社はかなり小さく、路地の真ん中あたりの壁沿いに設置されています。
一寸法師大明神にはおみくじが設置されており当たるとの噂があるとか。
ひいてみると、大阪ならではユーモア溢れる音声が流れました。
内容は法善寺にまつわることも書かれています。
すぐ近くにはおみくじを結ぶ場所も設けられています。
おみくじは1回100円です。
一寸法師大明神があるため、浮世路地のいたるところに小さな鳥居が設置されています。
どこにあるか探しながら進むと昔話の世界に迷い込んだ気分にもなれるでしょう。
なんば浮世小路:実際に行った感想
なんば道頓堀筋に非日常を体験させてくれるこんな場所が存在していたなんてと、感動するほど、一歩足を踏み入れると令和ではない雰囲気に包まれます。
大阪の歴史が知れる重要な写真や解説はじっくりと読み込むほど興味深かったです。
写真や絵地図だけではなく、解説が記載されているためしっかりと理解しながら大阪を知れます。
一寸法師のおみくじは大阪のお土産話にもぴったり。
小さな鳥居を探す時間も楽しめました。
猫が壁で爪を研いでいる場所にはほっこりします。
浮世路地は、法善寺横丁側からも入れます。
路地が狭いため、すれ違う方と譲り合いながら進みます。
日曜に行くと3分に1度は人とすれ違うほど、人通りが多いです。
ただ、路地内にたまることは無いため、展示物の閲覧や写真撮影はゆっくりと楽しめます。
うどん屋の今井から路地を抜け、左側に進みます。
また、右手の路地を進むと法善寺に着きました。
大阪のビル群や喧騒から離れ、路地やお寺を巡れる特別な場所は、大阪を学びながら心が穏やかになれるスポットでもあります。
なんば浮世小路:アクセス&住所
浮世路地へのアクセスはこちら。
- なんば駅14号出口から徒歩約3分
- 日本橋駅2号出口から徒歩約7分
- 心斎橋駅4-B出口から徒歩約10分
- 住所:大阪府大阪市中央区道頓堀1丁目7
なんばのメイン通りともいえる道頓堀筋にあります。
かに道楽やグリコの看板からは徒歩約2分程度で着きます。
なんば浮世小路:周辺施設
浮世小路の周辺には飲食店やショップ、観光地があります。
主な飲食店や観光地はこちら。
- うどん屋今井
- 法善寺
- 法善寺横丁
- かに道楽
- 道頓堀
- 串カツだるま
- 道頓堀コナモンミュージアム
- 戎橋筋商店街
- 道具屋筋
観光地やレストランがひしめく場所です。
浮世小路は散歩ついでにふらっと立ち寄りやすい場所にあります。
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さいごに
なんばの浮世小路、法善寺横丁、法善寺は大阪の中心地と思えない歴史を感じられる大阪が広がっています。
浮世小路は戦前戦後の写真、実際に使われていた看板やポスターといった貴重な歴史資料を閲覧&撮影できます。
一寸法師をモチーフにしたおみくじは、大阪ならではの関西弁やおみくじの結果が楽しめるでしょう。
大阪の繁華街にあるため、観光地へ向かう途中にふらっと立ち寄って大阪の歴史に思い馳せれる素敵なスポットです。
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