大阪で最も有名なパワースポットの1つである難波八坂神社は、1069年から世間に知られる歴史の長い神社です。
難波駅から徒歩圏内とアクセスも良く、全国各地から参拝者が絶えません。
2022年現在、難波八坂神社は獅子殿の存在感でも有名となり世代を問わず愛される観光地にもなっています。
それでは、さっそく難波八坂神社の歴史、特徴、獅子殿、アクセス等を写真付きでご紹介しましょう。
目次
【難波八坂神社】歴史
実は、難波八坂神社の起源は詳細が残っていません。
ですが、社伝によれば古来「難波下の宮」と称し難波一帯の産土神でした。
後三条天皇の延久(1069年から1073年)の頃から祇園牛頭天王(ごずてんのう)をお祀りする古社として世間に知られています。
2022年現在、約1000年も前から難波の一帯で知られていた神社です。
現在の本殿は、昭和49年(1974年)5月に完成しています。
毎年1月の第3日曜日に行われている綱引神事があります。
難波八坂神社の御祭神は、素盞嗚尊(すさのをのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、民衆の困苦を除かれた故事に基づき始めたといわれています。
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【難波八坂神社】特徴
難波八坂神社の特徴はなんといっても、本殿の向かい側にある獅子殿です。
巨大な口をひらいている獅子殿は他の神社に無い場所です。
写真映えもするため、2022年現在では写真スポットでも有名になっています。
難波八坂神社平成13年(2001年)には、大阪市で初めての無形民俗文化財に指定されている日本を代表する神社でもあります。
【難波八坂神社】獅子殿
獅子殿の大きさは、高さ約12m、幅約11m、奥行き約10mです。
造りは鉄骨・鉄筋コンクリート、一部に木造も取り入れています。
獅子殿の印象的な緑色は銅粉です。
獅子殿の大きな歯は24本の真ちゅう製(黄銅)で作られています。
天井には鳳凰模様が刻まれている、すべて手彫りです。
夜の行事時やお正月の時期などには、境内の明りのひとつとして獅子の目の光るライトも必見です。
【難波八坂神社】神さまとご神徳
神さまとご神徳は下記の通りです。
・素盞嗚尊(すさのをのみこと):天照大神(あまてらすおおかみ)の弟
三貴神として崇拝されています。
ご神徳は厄除け、疫病退散、商売繁盛、農耕殖産です。
・奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと):素盞嗚尊の妻
八岐大蛇(やまたのおろち)の生贄にされそうだったところを素盞嗚尊に助けられ、結婚したといわれています。
御利益は縁結び、夫婦円満、安産です。
・八柱御子命(やはしらみこのみこと)
素盞嗚尊と奇稲田姫命との間に生まれた8人の皇子がお祀りされており、八将軍とも呼ばれています。
・天忍穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)
・天穂日命(あめのほひのみこと)
・天津日子根命(あまつひこねのみこと)
・活津日子根命(いくつひこねのみこと)
・熊野久須毘命(くまぬくすびのみこと)
・多紀理毘売命(たぎりびめのみこと)
・多岐津比売命(たぎつひめのみこと)
・狭依毘売命(さよりびめのみこと)
難波八坂神社は様々なご利益があるため、本殿以外もしっかりと祈願するとよりパワーがもらえるでしょう。
【難波八坂神社】摂社と末社
難波八坂神社の摂社と末社は下記の通りです。
・篠山(ささやま)神社
・稲荷(いなり)神社
・三宝荒(さんぽうこう)神社
・市杵島姫(いちきしまひめ)神社
・皇大(こうたい)神社
・戦艦陸奥主砲抑気具(せんかんむつしゅほうよっきぐ)記念碑
難波八坂神社の本殿を囲うように摂社と末社があります。
【難波八坂神社】年間の祭事
綱引神事は大阪市指定、無形民俗文化財です。
綱引神事の起源は明確ではありません。
ただ、江戸時代の諸種の版本などに掲載されています。
江戸時代など古くから行なわれていたものといわれています。
綱引神事は、難波の綱引として年頭(正月十四日)恒例の特殊神事として世に知られた綱引神事は生業安定、家内安全、商売繁盛等を祈り奉る神事です。
実施日は毎年一月第三日曜日の午前に綱打始め、綱引出しがおこなわれます。
また、夏祭りとしては、道頓堀で船渡御(ふなとぎょ)が実施されます。
難波の中心地である道頓堀で、屋根の無い屋形船のような船を出してお祭りがおこなわれます。
普段は見られない道頓堀の姿は見逃せません。
【難波八坂神社】御朱印・おみくじ・お守り
おみくじは、本殿の近くに恋みくじや扇子みくじが販売されていました。
社務所にはお守りや御朱印が販売されています。
難波八阪神社の御朱印は、左三つ巴(別名巴紋:ともえもん)と木瓜(もっこう)の神紋に、シンボルの獅子殿の印が押されます。
本殿の右側には、祈願の木奉納箱と形代が設置されています。
机と椅子もあるためゆっくりと祈願できるでしょう。
祈願のためのお金は本殿の賽銭箱に納める仕様になっています。
【難波八阪神社】本殿結婚式
難波八坂神社では結婚式もおこなえます。
結婚式のプランは下記の通りです。
・本殿挙式&記念写真プラン
税別180,000円
本殿挙式50,000円
花嫁衣装一式50,000円
新郎男紋付一式20,000円
美容着付一式30,000円
記念写真(2ポーズ)30,000円
・挙式費用
本殿挙式 50,000円
楽人奏楽 20,000円
結婚式をする際は、難波八坂神社に電話(06-6641-1149)で連絡をとって詳細を聞きましょう。
伝統的な神社とインパクトのある獅子殿での結婚式は一生の思い出に残るに間違いありません。
【難波八坂神社】お手洗い・喫煙所
難波八坂神社にはお手洗いと喫煙所も設けられています。
お手洗いは難波になかなか設置されていないため、参拝者にとって嬉しい施設でしょう。
喫煙所は喫煙所の表記がありませんでしたが、ひっそりと設置されていました。
どちらも正面の鳥居をまっすぐに進み、獅子殿を通り過ぎた左手にあります。
【難波八坂神社】アクセス
難波八坂神社までは、地図アプリで下記の住所を入れて向かいましょう。
・住所:大阪市浪速区元町2-9-19
・電話番号:06-6641-1149
・定休日:年中無休
・拝観料:参拝無料
・駐車場:なし
・開門時間:6時00分~17時00分
電車のアクセスはこちらです。
・大阪メトロ 御堂筋線・四つ橋線 なんば駅より約6分
・大阪メトロ 御堂筋線・四つ橋線 大国町駅より約7分
・南海難波駅より約6分
駐車場がありません。
車で行きたい方は、難波駅近くの駐車場に停めてから徒歩で難波八坂神社に向かうことをおすすめします。
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さいごに
難波八坂神社の獅子殿は見た目のインパクトだけではなく、精巧な造りにも驚かされます。
なんば、大国町あたりの街中にあるため、観光地として立ち寄りやすい立地であるところも魅力的なパワースポットです。
難波八坂神社特有の御朱印、お守りはここでしか手に入らないためとても貴重なものです。
難波の街を約1000年も前から見守る難波八坂神社の参拝は心も体も清められるでしょう。
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