世界に魔法をかけたハリーポッターシリーズの第1作品目であるハリーポッターと賢者の石は2001年に公開されました。
いつも使う駅に魔法世界への入り口があったら?12歳になったらホグワーツから手紙が来たら?そんなワクワクする妄想を搔き立ててくれます。
ハリーポッターシリーズの原作はJ・K・ローリングによるイギリスの小説で世界累計5億冊を突破している作品です。
映画ハリーポッターシリーズを鑑賞する順番、あらすじ、見どころ、ハリーポッターの世界を体験できる場所等をご紹介しましょう。
目次
ハリーポッターシリーズ:見る順番
ハリーポッターシリーズの鑑賞する順番は公開順がおすすめです。
- ハリーポッターと賢者の石
- ハリーポッターと秘密の部屋
- ハリーポッターとアズカバンの囚人
- ハリーポッターと炎のゴブレット
- ハリーポッターと不死鳥の騎士団
- ハリーポッターと謎のプリンス
- ハリーポッターと死の秘宝 PART1
- ハリーポッターと死の秘宝 PART2
ハリーポッターシリーズは1作品で1年間の時が経ちます(死の秘宝のみPART1・2の2作品で1年間の時間経過)。
ハリーポッターと不死鳥の騎士団以降は物語が複雑化します。
特に最終作品であるハリーポッターと死の秘宝は、それまでの物語を把握しておかないと内容がわからなくなるでしょう。
映画の公開順は原作のJ・K・ローリングが発表した順番と同様です。
ハリーポッターシリーズはJ・K・ローリングの原作のみが公式の物語です。
ハリーポッターと同じ世界線で起きる別の年代の物語として、ファンタスティックビーストシリーズがあります。
ファンタスティックビーストシリーズでは、ハリーポッターシリーズに出てくるダンブルドア校長、ニュートスキャマンダー等が登場します。
ハリーポッターシリーズとファンタスティックビーストシリーズは同じ世界線で起きるお話しですが、お互いの作品の知識が無くても楽しめます。
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ハリーポッターシリーズ:あらすじ
ハリーポッターシリーズのあらすじを映画の公開順にご紹介しましょう。
作品を重ねるごとに見た目も考え方も大人になるハリー、ロン、ハーマイオニーの成長に目が離せません。
魔法世界の決まりごと、呪文、魔法動物、ホグワーツ城、小物といったハリーポッター特有の世界観にも惚れ惚れできる作品です。
ハリーポッターと賢者の石
時間:152分(2時間32分)
監督:クリスコロンバス
公開:2001年
幼いころに両親を亡くしたハリーポッターはダーズリー家で誰からも愛されない人生を歩んでしました。
ある日、ホグワーツ魔法学校への入学を許可する手紙が届いたことで人生に転機を迎えます。
自分自身が闇の帝王であるヴォルデモートの魔法を跳ね返した有名人であることを知ったハリーポッターは、魔法世界に足を踏みいれることに!
ホグワーツ城では永遠の命が手に入るといわれている賢者の石が盗まれそうになります。
ロンウィーズリー、ハーマイオニーグレンジャーと一緒に賢者の石を取り返す冒険が始まります。
映画の見どころ
ある日、突然始まるハリーの魔法世界は非日常でありながら、どこか日常も感じさせてくれる日常の延長線上にある魔法ワールドです。
駅のホームにある柱に突っ込むと魔法世界に繋がっている、お菓子の箱を開けるとチョコレートで出来たカエルが飛び出してくる、日常&非日常が融合したハリーポッターの世界に親近感を覚えます。
右往左往するクィディッチの爽快感もたまりません!
キラキラ輝く魔法ではなく、泥臭くてひたむきでかっこいい魔法バトルも見どころです。
ハリー・ロン・ハーマイオニーのあどけない表情は第1作目でしか見れないものがあります。
ハリーポッターと秘密の部屋
時間:161分(2時間41分)
監督:クリスコロンバス
公開:2002年
ダーズリー家にあらわれた屋敷しもべのドビーにホグワーツへは戻ってきてはいけないという警告を受けるハリー。
そんな警告を無視してハリーはロンの空飛ぶ車に乗ってホグワーツ城へ向かいます。
ホグワーツでは秘密の部屋が開かれたという謎のメッセージとともに不穏な空気が立ち込めていました。
ハリー、ロン、ハーマイオニーはホグワーツに迫る危険を解き明かそうと奮闘します。
次々と被害者が増える中、ついにはハーマイオニーまで被害を受けることに!
映画の見どころ
ロンが空飛ぶ車でハリーを迎えに来たシーンの疾走感と躍動感はこれぞ魔法!と心躍らされます。
秘密の部屋では魔法使いが万能ではないところが上手に描かれています。
蛇の言葉を操るハリーが孤立していく様子は、魔法が使えるかどうかは関係が無い人間心理の複雑さが描かれていました。
ハリーポッターとアズカバンの囚人
時間:142分(2時間22分)
監督:アルフォンソキュアロン
公開:2004年
ダーズリー家から飛び出したハリーは、街に合わせて形を変える不思議なバスで魔法世界ダイアゴン横丁へ向かいます。
ロンとハーマイオニーはアズカバンを脱獄したシリウスブラックはハリーの両親を裏切った人物であり、ハリーの命を狙っていると凶悪犯であるとハリーに伝えます。
ハリーはシリウスから両親の死の真相を聞かされることに。
今作からはヴォルデモートの影が濃くなります。
映画の見どころ
3作品目に登場した新アイテム忍びの地図やタイムターナーに子どもから大人まで冒険心がくすぐられるでしょう。
忍びの地図をこっそり教えてくれるフレッドとジョージのいたずら顔にもワクワクさせられました。
ディメンター、グリム、ヒッポグリフ、狼男といった魔法世界の生き物が動く様子に息をのみながらも釘付けになります。
シリウスブラックを父のように慕うハリー、親友の面影を探しながらも良き導きができるように葛藤するシリウスの関係性も見どころの1つです。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
時間:157分(2時間37分)
監督:マイクニューウェル
公開:2005年
100年ぶりに開催される三大魔法学校対抗試合の開催が決定しました。
ゴブレットによりホグワーツからはセドリックディゴリー、ダームストラングからはビクトールクラム、ボーバトンからはフラーデラクールが出場することになります。
3人の名前がゴブレットから出た直後、最後の1人として出場権の無いハリーの名前の紙が空中を舞います。
命がけの三大魔法学校対抗試合、ロンとハーマイオニーの揺れる恋心、ディメンターやヴォルデモートの闇の力が複雑に絡み合います。
映画の見どころ
ホグワーツ以外の魔法学校が登場したことで、魔法世界の広さを体感しました。
各学校が登場するシーンでパッと変化するホグワーツ城の飾り付けも素敵でした。
ハリーが周りから引き離されながらも自分の困難に執念とも思える強さで立ち向かう姿はさすがです。
ハーマイオニーのドレス姿はシリーズ屈指の美しさを誇ります。
やきもきするロンの揺れる心も必見です。
ハリーポッターと不死鳥の騎士団
時間:138分(2時間18分)
監督:デイビッドイェーツ
公開:2007年
ハリーの従兄であるダドリーが吸血鬼に襲われたため、守護霊の魔法を使用して助けたハリーは未成年が人間界で魔法を使ったことにより魔法界から咎められます。
ホグワーツを退学させられる危機に瀕しますが、ダンブルドアが力を貸してくれました。
闇の魔術に対する防衛術の教授にアンブリッジが就任し、魔法の実技を全くしない授業をおこない、ホグワーツにあらゆる校則を作り出します。
ハリーはロン&ハーマイオニーの助言のもと、闇の魔術に対する防衛術の実技を習うためにダンブルドア軍団を結成し、ヴォルデモートとの戦いに備えようとします!
映画の見どころ
新キャラクターのアンブリッジは嫌な奴を詰め込んだような性格をしていますが、誰しもであったことがあるような親近感があるキャラクターです。
ダンブルドアやマクゴナガル先生がハグリット、シビルトレローニーをかばうシーンは、ホグワーツが愛にあふれた場所であることがわかります。
ハリーが結成したダンブルドア軍団が着実に実力を付ける練習シーンは熱いものを覚えます。
ヴォルデモートVSダンブルドアの魔法による激闘のアクションシーンも見逃せません!
ハリーポッターと謎のプリンス
時間:154分(2時間34分)
監督:デイビッドイェーツ
公開:2009年
ついに、闇の帝王であるヴォルデモートが復活したことが魔法界全体に知られていきます。
ヴォルデモートの魂を切り刻んで作られた分霊箱を7個全て壊すと決意したハリーはダンブルドアから個人レッスンを受けることに。
どうにか分霊箱を1個見つけ出すこと成功しますが……!
ハリーはの半純血のプリンスの蔵書を見つけ出し、記載されている魔法にのめり込んでいきました。
深い悲しみとハリーの強い意志、ロン&ハーマイオニーとの友情を感じられるクライマックス直前のシリーズです。
映画の見どころ
ヴォルデモートに翻弄されるドラコやマルフォイ家の繊細な心境は心苦しいものがあります。
マルフォイのハリーやダンブルドアへ向ける葛藤、スネイプの思惑が交差する人間関係の複雑さからも見ごたえを感じました。
ダンブルドアが分霊箱のために水を命がけでハリーから水を飲ませてもらうシーンも心に残ります。
あんなに我を忘れるダンブルドアは見たことありません。
ハリーポッターと死の秘宝 PART1
146分(2時間26分)
デイビッド・イェーツ2010年
公開:2010年
ハリー、ロン、ハーマイオニーからはヴォルデモートの弱点である分霊箱を壊すための旅にでます。
新しく就任した魔法大臣はダンブルドアから託された形見をハリーにはクィディッチの試合で捕まえた金のスニッチと行方が分からないグリフィンドールの剣、ロンには灯消しライター、ハーマイオニーには吟遊詩人ビードルの物語をわたします。
闇の力の勢力が強くなり、不死鳥の騎士団やホグワーツですら危機的状況へ。
ホグワーツの新しい校長であるスネイプの思惑、死の秘宝の伝説、ヴォルデモートとハリーの最後の戦いが始まります。
映画の見どころ
出だしからとにかく苦しいシーンが多く、ハーマイオニーが家族から自分の記憶を抜いてしまうシーンはとても悲しかったです。
ロンがハリーとハーマイオニーに嫉妬してしまうシーンは、もともとロンが持っていた劣等感が色濃く描かれました。
ここまで一緒にいた友達だけど、友達だからこそ劣等感を抱くロンの複雑な心境も見どころです。
ハリーポッターと死の秘宝 PART2
時間:130分(2時間10分)
監督:デイビッドイェーツ
公開:2011年
分霊箱を探し壊すために奮闘するハリー、ロン、ハーマイオニー、そしてホグワーツの仲間たち。
死の秘宝であるニワトコの杖を手に入れたヴォルデモート率いる闇の勢力はとまりません。
ハリーはスネイプが自分の母リリーを愛し、ハリーを守ろうとしていた新事実を知ります。
分霊箱の最後の1つが偶然ハリーの中にあることを知ったときハリーの選択は……!
映画の見どころ
スネイプ先生の美しくて哀しい過去がわかるシーンはこれまでのハリーポッターシリーズの謎や伏線が回収されます。
スネイプ先生の本当の気持ちに触れたときのハリーの心境は見どころです。
ダンブルドアVSヴォルデモートの長い長い闘いが終わりを迎えるアクションシーンは1秒も気の抜けません。
時が経ち、ホグワーツ急行でハリーの子どもたちがホグワーツ城へ向かうシーンでも胸が熱くなりました。
ハリーポッターシリーズ:魔法世界を体験できる場所
ハリーポッターの世界を体験できる場所は世界各地にあります。
ワーナーブラザーズスタジオツアーロンドンメイキングオブハリーポッターは、イギリスロンドンにあるハリーポッターの世界を体験できるエンターテイナー施設です。
実際に使用された賢者の石、キャストの杖、映画で飾られた小物等があります。
実際にツアーへ参加すると意外にも小さな撮影セットや小物、撮影秘話が読める看板に感動を覚えました。
日本のワーナーブラザーススタジオツアー東京メイキングオブハリーポッターは、2023年6月16日にとしまえん跡地にオープンしました。
ハリーポッターシリーズだけではなく、ファンタスティックビーストシリーズの舞台裏も体験できます。
大阪にあるUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)でもハリーポッターのの世界へ没入できます。
ホグワーツ城、百味ビーンズ&カエルチョコレート、バタービール等が楽しめます。
USJのハリーポッターエリアの詳細はこちら!
【USJハリーポッターエリアまとめ】ウィザーディングワールドオブハリーポッターのアトラクション・レストラン・ショップなど
ハリーポッターシリーズ:小ネタ
ハリーポッターシリーズに欠かせない魔法の帽子組み分け帽子を体験できるコンテンツがあります。
公式ホグワーツ組分け帽子診断サイトではグリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンの4つの寮の適正を判断してくれる公式サイトです。
組み分け帽子の診断に必要なハリーポッターファンクラブの登録会員数は全世界で7,000万人を突破しています。
ハリーポッターシリーズ公開の20周年を記念した同窓会映像が2022年に公開されました。
ハリーポッターシリーズの同窓会といわれるハリーポッター20周年記念:リターントゥホグワーツではシリーズ終了後に初めてホグワーツ魔法魔術学校での再会シーンや貴重なエピソードの映像が楽しめます。
ハリーポッターシリーズ:興行収入ランキング
ハリーポッターシリーズの興行収入ランキングはこちら!
- 第1位:第1作ハリーポッターと賢者の石 203.0億
- 第2位:第2作ハリーポッターと秘密の部屋 173.0億
- 第3位:第3作ハリーポッターとアズカバンの囚人 135.0億
- 第4位:第4作ハリーポッターと炎のゴブレット 110.0億
- 第5位:第8作ハリーポッターと死の秘宝 PART2 96.7億
- 第6位:第5作ハリーポッターと不死鳥の騎士団 94.0億
- 第7位:第6作ハリーポッターと謎のプリンス 80.0億
- 第8位:第7作ハリーポッターと死の秘宝 PART1 68.6億
ハリーポッターと賢者の石からファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生までの全10作に渡るハリーポッター魔法ワールド作品の世界興行収入の累計が、1兆0211億8174万2623円となり、1兆円を突破しました。
ハリーポッターシリーズの原作8作のシリーズ累計の興行成績は世界歴代3位の77億ドルにも突破しています。
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さいごに
ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人が周りに支えられながらヴォルデモートに立ち向かい成長する姿がハリーポッターシリーズを通して描かれています。
スーパーヒーローではないけど勇気と知識で困難を乗り越えるハリーの姿は大人から子どもまで共感できるストーリー展開でしょう。
魔法にどっぷり浸れるハリーポッターシリーズはサブスクでも鑑賞できます。
Netflix、U-NEXT、Amazonプライムビデオ・Huluでハリーポッターシリーズは気軽に楽しめます。
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