嵐山といえば京都の有名な観光地のひとつですが、この嵐山にモンキーパークがあることはご存知でしょうか?
猿の数はなんと約120匹。それも野生のニホンザルです。
その猿たちを間近で見れたり、エサをやったりすることができます。
正式名称は「嵐山モンキーパークいわたやま」。
今回はこの嵐山モンキーパークの訪問記となります。
営業時間や料金、駐車場などの基本情報から、割引クーポンはあるのか、山頂には食事が売っているのかといった少しレアな情報までお伝えできればと思います。
目次
嵐山モンキーパークの営業時間や料金

まずは嵐山モンキーパークの概要から。
営業時間
営業時間は9:00~16:00。山頂は16:30です。
しかし猿たちが山に帰ったら早めに閉園するとのこと。野生の猿ですから仕方ないですよね。
料金
料金(入園料)は、高校生以上の大人が550円。4歳から中学生までの子どもは250円です。
支払いは現金のみでクレジットカードや電子マネー等は使えません。
割引
実は割引料金で今回入園することができました。
「クラブオフ」という全国の宿泊施設やレジャー施設等が優待価格で利用できるサービスがあるのですが、そこから割引クーポンを印刷して持参しました。
大人は550円→450円、子どもは250円→200円という割引料金になります。
クラブオフは、銀行や生命保険会社、ほかにもクレジットカードが提携してサービスを提供している場合がありますので、みなさんもご自身が契約しているサービスを一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
無料でクラブオフが利用できるなら、使わないのは損だと思います。
なお嵐山モンキーパークは障害者手帳を提示することで上記と同じ割引料金になります。
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まずはチケット売り場へ向かおう

まずはチケット売り場まで行きましょう。
櫟谷宗像神社(松尾大社摂社)と同じ入口になります。

階段を上がったところの左側にチケット売り場があります。すぐわかると思います。

クラブオフの割引クーポンがある場合はこの時に提示しましょう。
ベビーカーは山頂まで持っていけないため、ここに置いておきます。

チケット売り場にはお土産もいろいろ売っています。

ジクソーパズル、キーホルダー、ポストカード、飴などいろいろあります。
ちなみにこれらのお土産は山頂のほうでは買うことができません。
またトイレもあります。

山頂までは約20分かかりますが、それまでトイレがありませんので、不安な方はここで行っておきましょう。
ごちゃごちゃしてあやしいですが、トイレはわりと清潔感がありました。
山頂までの道は思った以上に疲れます。
「ハイヒールの方は貸靴をご利用ください」との案内がありました。

たしかにハイヒールだとしんどいでしょう。
貸靴のレンタル料までは把握できておらず、いくらかはわかりません。すみません。
嵐山モンキーパークに行かれる方は歩きやすい靴でお出かけください。
いきなり休憩スペースがありましたが、これはどちらかいうと山頂から下りてきた人のためのものではないでしょうか。

山頂までに汗はかくでしょうから、飲み物も必要なら調達しておくのをおすすめします。
嵐山モンキーパークの入園券はわりと大きいです。

「割」というマークがあるのは、割引料金で入園したからでしょうか?
「※おサルを楽しく見ていただくために」という注意書きが書かれています。
- おサルの目をじっと見ないでください
- おサルにさわらないでください
- 食べ物を見せないでください
これらは本当にたいせつなことですので、忘れないようにしておきたいですね。
入園券の裏面にはエサやりのことが書かれており、スタンプを押すためのスペースもあります。

さあ、おサルたちに会いに山頂に向かいましょう!
山頂の猿に会うまで約20分の山登り

山頂まで約20分の山登りです。
これが結構しんどい。
4歳くらいからな自力で山頂まで行けるかもしれませんが、3歳くらいまでだと途中でギブアップするかもしれません。
抱っこやおんぶする覚悟で登りましょう。
まずは120段の階段を登ります。
登りきったところにはちょっとした休憩スペースがあります。

このような休憩スペースはところどころに用意されています。
まだまだ登ります。

「オサルクイズ」があったりします。

ここで子どもなら立ち止まることが多いでしょうから、ちょっとした休憩になります。
大人だけの場合も、クイズにぜひ挑戦してみましょう。
順路に従いどんどん上に行きます。

案内図のある休憩スペースが途中にあります。

でもここでまだ3分の1くらいでしょうか。
案内図のほかにも「お猿を見る時の注意点」や「嵐山モンキーパークのおサルたち」という案内もああります。

はじめて嵐山モンキーパークに行く人は、目を通しておくことをおすすめします。
また写真を撮る時の注意点の案内板もありました。

ここでもまとめておきますね。
- おさるとは必ず2m以上は離れましょう。
- 携帯電話を前に出して撮らないでください。
- しゃがみこんで写真を撮らないでください。
みなさん、スマホで写真を撮りたいと思うでしょうから、これは必ず確認しておいてください。
さて、このすぐ先が分かれ道となっており、左側に行くと紅葉の季節はきれいなようですが、この日はそのルートは閉鎖となっていました。

途中、ベンチがあったりするので休憩をとりながら、山頂をめざします。
体力のある人なら休憩なしで、一気に山頂まで行くことができると思います。
さきほどとは違うおサルクイズやおサルの知識を学べる案内もあったりします。

こういうものも楽しみにながら、ゆっくり登っていきましょう。
山頂まで20分ということでしたが、本当にしっかり20分かかりましたw
でも普通の大人でこの時間です。
小さい子どもがいたらもっとかかると思います。
クイズを楽しんだり、おサルについてのガイドを読んだりしていたら、30分以上かかることもありえるでしょう。
山頂が近づいてきたら、スピーカーでもうすぐ山頂だということをお知らせしてくれます。
山頂直前に公園がある

山頂のすぐ手間に公園が遊具の揃った公園があります。
ブランコ、シーソー、ボルダリングなど。

さらに長いすべり台もあります。

そして、気になる小屋も。

「しぜんの館(やかた)」と名前です。
って、もうおサルいるしw

山頂にたどり着く前におサルには会えるんですね。
「しぜんの館(やかた)」の中に入ってみました。

休憩もできますが、おサルとくにニホンザルについていろいろ学ぶことができるスペースとなってるようです。
「ボスザルってなあに?」とか。

「ニホンザルのコミュニケーション」なんていうガイドがあるので、はじめての人は目を通しておいてください。

このようにニホンザルに会う期待感を高めてくれるのはさすがです。
それでは山頂に向かいましょう。
ここから1分程度です。
モンキーパーク山頂にいる猿は約120匹

山頂に到着です。
おサルがあちらこちらにいます。
めっちゃ登ってきたと思いましたが標高160mでした…

それでも山頂から眺めはとてもすばらしいです。天気はあいにくでしたが。

京都の各名所がガイドによってわかりやすくなってます。

天気はそれほどよくありませんでしたが、京都タワーははっきり確認できました。

有料ですが、双眼鏡もあります。

顔ハメ看板(顔出しパネル)もあるので、記念撮影もお忘れなく。

山頂エリアでは、ときどきスタッフによるエサ撒きタイムが実施されます。

このときだけはおサルたちがわんさか集まってきます。
山頂の休憩所でおサルにエサをあげられる

山頂には休憩所があるのですが、そこでおサルにエサをあげることができます。
エサは、バナナ、落花生(ピーナッツ)、リンゴなどです。

リンゴと落花生(ピーナッツ)がメインで、たまにおいもが用意されることもあるそうです。
100円という価格もありがたいですね。
全種類あげたくなります。
サルが外にいて、人間が中からエサをあげるというシステムです。

エサを置くとおサルたちが集まってきます。

赤ちゃんザルや子猿たちもやってきます。

しかし、エサを直接あげてはいけません。台の上においてください。

エサの持ち込みは禁止です。

外から見るとこんなかんじです。

このようにおサルにエサをあげらるのは山頂の休憩所の中からだけです。
それ以外の場所はいっさいエサをあげることはできませんので、ルールはしっかり守りましょう。
嵐山モンキーパークにレストランは?食事は売ってる?

嵐山モンキーパークに行く時に悩むのはお昼ごはんはどうするか?かもしれません。
しかし、ざんねんながら、嵐山モンキーパークではレストランはありませんし、お弁当、おにぎり、パン、サンドイッチといった食事に該当するものは販売していません。
食事は持参して、山頂の休憩所や山頂に行くまでのベンチ等で食べるしかありません。
おサルがいる場所での食事はNGです。
それでも山頂の休憩所ではスナック菓子は売っています。

何も持ってこなくてどうしてもお腹がすいた場合は、これでしのぐしかありません。
ドリンク類もそれなりに揃っているので安心です。

なお休憩所にはガチャガチャもあります。

スタンプもこの休憩所で押せますよ。入園券を用意しておきましょう。

休憩所にはトイレもあるのでご安心を。
かわいい赤ちゃんザルやサル同士のケンカもみられる

ニホンザルの出産時期は4~7月ですので、この時期だと赤ちゃんザルを見ることができます。
親子ザルのふれあいも見ていて本当にたのしいです。

サル同士で毛づくろいしてるようすもほっこりします。休憩所の屋根の上でも自由きままです。

鯉のいる池もあり、木から落ちたおサルがこの池にドボーンってこともあります。

まさに「猿も木から落ちる」です。
サル同士のケンカも見ものです。

大きな声を出して走り回ったりするので小さい子どもたちは怖がるかもしれません。
でも、そのたびにスタッフが「おサルさんたちのケンカだから安心してね~」と言ってくれます。
約120頭もいるので、何十回と通わないと見分けがつかないと思いますが、おサルの名前までわかるようになるとさらにたのしいでしょうね。
嵐山モンキーパークの駐車場

あいにく嵐山モンキーパーク自体に駐車場はありません。
自家用車で来る場合は、近隣のコインパークを利用しましょう。
平日だと最大料金のある駐車場が多いですが、土日になると最大料金の設定がないところも多いです。
それでも土日で最大1,000円程度でとめられる駐車場は各所にありますので、探してみてください。
唯一、嵐山モンキーパークと提携しているのは「阪急嵐山駐車場」です。
ここだと平日、土日関係なく終日1,000円ですが、駐車場の領収証を提示すると嵐山モンキーパーク側が200円を負担してくれます。つまり実質800円ということですね。
平日だと少し割高になりますが、土日ならこの阪急嵐山駐車場を利用するのがベストではないでしょうか。
終日800円で利用できる駐車場はこの周辺にはほかにほとんどないと思いますので。
公共交通機関によるアクセスと周辺案内

自家用車の場合は、前述の駐車場の項目を参考にしてください。
電車やバスで嵐山モンキーパークに来る場合は以下の方法となります。
- 阪急電車「嵐山駅」から入口まで徒歩7分ほど
- 京福電鉄(嵐電)「嵐山駅」から入口まで徒歩10分ほど
- JR「嵯峨嵐山駅」から入口まで徒歩15分ほど
- 京都市バス/京都バス「嵐山公園」下車 徒歩5分
モンキーパークの場所は嵐山で有名なあの渡月橋の少し南側になります。
ここまで来たなら、渡月橋をはじめほかの嵐山のスポットもぜひたのしみたいですね。

渡月橋のあのおなじみのアングルは、嵐山モンキーパーク側から橋の向こう側に渡った場所からとなります。

時間の余裕があれば、ぜひ行ってみてください。
また嵐山モンキパーク入口付近の「嵐山通船 」では、レンタルボートや屋形船を楽しむことができます。

レンタルボートだと、1時間以内で1艘1,500円(3人乗り)で利用できます。
嵐山モンキーパークのチケット売り場のところにボート遊覧船の200円割引券がありますので、活用しましょう。

このほかにも「竹林の道」や「キモノフォレスト」など嵐山にはみどころがたくさん。
時間のかぎり、嵐山の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。
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さいごに

嵐山モンキーパークは、入口から山頂まで約20分ほどかかりますが、下りる時はそこまで時間はかかりません。
山の登り下りも含めて2~3時間もあれば十分楽しめると思います。
ただ思った以上に山道は疲れますので、くれぐれも動きやすい格好で行きましょう。
真夏だと汗だくになるかもしれませんので、タオルや飲み物の準備も万全に。
山頂に到着したときの爽快感と達成感は格別です。
山頂ではかわいいおサルさんたちとたっぷりふれあってみてください。
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